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中国 年間点滴使用量104億本

2011年02月14日

【新唐人日本2011年2月15日付ニュース】中国の病院では、抗生物質の点滴が乱用されています。薬の効き目が早いほか、医者の利益追求も背景にあります。しかし、抗生物質の乱用は、大きなリスクをはらんでいます。

 
2009年中国で使われた点滴は104億本で、中国人1人当たりで8本点滴されたことになり、国際平均の約3倍に上ります。これは効き目が早いほか、何よりもその背後に、医者の利益追求があるそうです。
 
遼寧省 姚医師:「外国の医者は中国のように抗生物質を乱用せず、彼らは対症治療です。中国のやり方では多くの副作用を招きます」
 
中国では、薬で医者が金儲けをするのは、ごく普通です。抗生物質は、薬の総収入の3割から4割を占めます。関係者によると、内服薬は数十元に過ぎないものの、点滴はその数倍の価格なので、医者は自然と点滴を使いたがるそうです。
 
遼寧省 姚医師:「一部の医師は利益追求のため点滴を使い、抗生物質も多用します。しかし抗生物質は骨髄の造血機能を抑えるので、潜在的なリスクです。内臓を傷つけるかもしれない」
 
世界的な医学雑誌“ランセット”によると、中国では風邪患者のうち、75%は抗生物質で治療。中国当局の発表では、注射剤がアレルギー反応の59%を占め、その大半が点滴です。点滴は、リスクが高いといえます。
 
新唐人テレビがお伝えしました。

 

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